Rhode Island School of Design在学中、奨学金を得て1年間ローマで美術史を学びながら、 WalzWork Inc.でプロジェクト事務所に勤務。その期間、自由な時間には織物と木工の伝統技術を学んだアメリカ人デザイナーJessica Carnevale
学校卒業の後、West ElmAnna SuiAlexandra Champalimaudとコラボレーションを行ない、Brocade Homeのディレクターを経て2007年Carnevale Studioを設立。

常に、ファッション分野や他分野で用いられる新素材と技術をリサーチし、斬新なコンセプトの家具デザインを続けている。
フオーリサローネ2010に出展したチェアは、伸縮性のあるカラフルな紐を椅子のフレームに編み上げることで、その色使いと座り心地の良さでインパクトを与えている。

まるでレース編みのようなウォールデコレーション。陶磁質の樹脂から成る薄いボードに、特殊な印刷技術を用いてひとつひとつ手作業でアラビア模様を彫り出している。

LoÏc Detry (ベルギー)の制作するウォールデコレーション・シリーズ”Vertige de l’Ajour”は、モロッコに伝わる古いタイル技術からインスピレーションを受け、非常に固い薄板をまるで撫でるかのように掘っていくことで、素材とは対照的な繊細な印象を与えている。

詩的で、内向的なインテリア装飾のコレクション。ハンガリーで活動するグループIVANKA Design Studioは、法律学と情報技術をバックグランドにもつKatalin IvankaとAndras Ivankaの2人によってプロデュースされている。

区別化されたデザインが人々の欲求を生むことをコンセプトに、確固たる自然を再発見し、新技術を基礎にそれらを応用するデザイン実験を行なっている。陶器で成形されたタイルには、地割れのような有機的な線が溝引きされ、また、タイルの目地に苔を生かす事で、壁に生命を吹き込んでいる。今年のサローネ・サテリテ館の展示で一番印象に残った作品である。

見る目に楽しく、快適な座りごこち!エルサレムのベザレル・デザインアカデミーを卒業した3人のイスラエル人デザイナーのグループ Bakery Design(G.Kuchik, R.Amitai, G.Sheffi)がデザインする家具は、最新のマテリアルを斬新な技術で加工し、フレッシュなイメージを放っている。

今年のサローネサテリテ館に出展された彼らの作品の中でも、”伸縮性のある木”から成る椅子は、成形木材を骨組みとし接続部分にシリコン樹脂製の板を挿入する事で、椅子全体に柔軟性を持たせている。若々しさが溢れるデザインコレクションです!

ベルリン在住アーティストSarah Illenbergerが創り出す不思議な空間(制作 広告代理店Jung von Matt AG)。Clio Awards(ブロンズ賞)を受賞するとともに、 London International Awards http://www.liaawards.com/
では最終候補としてノミネートされた。

つかみどころのない、そんな印象を与えるデザイナーDiego Grandiの作品群。ミラノ工科大学在学中に、ミラノ市内に点在するコインランドリーで”biodegradabile 78%”と題した触発的なパファーマンスを行なったのを皮切りに、2002年には、衛星から撮影した自然風景を熱加工印刷したカーペット”Mapper”をサローネ・サテリテに出展。以来、青春時代に写真に魅せられた彼は、2次元の世界に3次元の奥行きを与えることをコンセプトに、「サーフェス」を様々な角度から加工するアプローチを続けている。

主に、Lea Ceramiche社とのコラボレーションによりタイル製品を立体的角度からクリエイトしたシリーズの発表を続ける他、2005年に赤ずきんちゃんをテーマにしたインスタレーション”Le Loup”を制作、2007年には自由に形を作り出せる素材Corianにアルファベットをカットしたゆりかごを提案するなど、活動フィールドは広い。

また、又、3月26日にオープニングを迎えたLa Triennale di Milano Design Museumのエキシビジョン”Quali cose siamo”内の特設展「バベルの塔」では、トランプをつなぎ合わせる事で立体を表現した作品を発表した(写真)。これまでの創造活動と一連の思考の流れを表現するこの作品は、彼のサインと言語を統合したサンプルといえる。一見共通性がないように見える各々の作品であるが、視点を変えたところで彼の根底にある「ポエム」見えてくる。

“Ospiti inaspettati. Case di ieri, Design di oggi”

開催期間 2010年3月11日 – 5月2日

過去には個人邸であったが現在美術館として多くの美術品を一般展示公開するミラノの4つの歴史的空間内で開催されるエキシビジョン。今日のプロジェ クトと過去のそれとの共存の可能性を探りながら、過ぎ去った過去の空間内に現代の象徴であるデザインを導入することにより会話を発生させるというコンセプト。 Beppe Finessi監修、Italo Lupi演出。

開催場所(4カ所で開催)

Museo Poldi Pezzoli (Poldi Pezzoli美術館)
住所 Via Manzoni 12 – 20121 Milano
tel. 02 794889 – 02 796334

Museo Bagatti Valsecchi (Bagatti Valsecchi美術館)
住所 Via Santo Spirito/Via Gesù 5 – 20121 Milano
tel. 02 76006132 – 02 76014857

Casa Museo Boschi Di Stefano (Boschi Di Stefano美術館)
住所 Via G. Jan, 15 – 20129 Milano
tel. 02 20240568

Villa Necchi Campiglio (Necchi Campiglio邸)
住所 Via Mozart 12 – Milano
tel. 02 467615319

“Tutti a tavola!”
開催期間 2010年4月14日–5月9日

「食卓」の世界をめぐる旅、その場所とその道具を介して分解され称讃される時。例えば、食物とキッチン、食卓と家具および装飾、家と毎日の食事、特別な機会とバンケット、レストランと大勢での夕食など、と続く。 Franco Laera監修。

開催場所 Villa Reale
住所 Via Palestro, 16 – 20121 Milano

“Un bagno di stelle”
開催期間 2010年4月14日–5月19日

女性の体の美しさと、星がちりばめられた空の映像を介して、健康とハーモニーを司る場所であるバスルーム再発見への誘い。 Francesca Molteni監修。

開催場所 Civico Planetario Ulrico Hoepli
住所 Corso Venezia, 57 – 20121 Milano (Giardini Pubblici公園内)
tel. 02 88463340

“La mano del designer“
開催期間 2010年4月10日–5月9日

前エディションの成功に続き、世界中からFAI – Fondo Ambiente Italianoへ寄贈されたデザイナーのサイン入りのスケッチを展示する。これら450枚に及ぶスケッチは、Necchi Campiglio邸の修復およびCarlo Scarpaにより1957年から58年にかけて建設されたOlivettiの店舗(ヴェネツィア)の営業を再開する為の資金収集を目的に行なわれるオー クションと直接販売に向けたベースコレクションとなる。

開催場所 (2カ所で開催)

Villa Necchi Campiglio (Necchi Campiglio邸)
住所 Via Mozart, 12 – 20122 Milano
tel. 02 467615319

Triennale Bovisa
住所 Via Raffaele Lambruschini, 31 – 20156 Milano
tel. 02 36577801

*フオーリサローネに関するニュースはこちらからご覧下さい

いよいよ、世界的デザインイベント”I Saloni”(通称ミラノサローネ)まで1ヶ月足らずとなった。今年もCOSMIT主催により、Rho展示会場とミラノ市街をイベント会場とし、4月14日から19日まで6日間開催される。
今年は、Rho展示会場では第49回Salone Internazionale del Mobileとその併設として、隔年に開催されるEurocucina(キッチン関連製品展示会)が開かれる他、Salone Internazionale del Bagno(バス、サニタリー関連製品展示会)、 Salone Internazionale del Complemento d’Arredo(インテリアアクセサリー製品展示会)そして35歳以下のデザイナーを対象としたSalone Satellite(サテリテ)へと計2500社が出展する。昨年の展示会場への来場者は、計31万3385人と過去最高のデータを記録した。
同時に、連動したイベントとして、ミラノ市街に点在するショールームなどにおいて、デザイン誌INTERNI の協賛によりFuori Salone(4月13日から19日)が催される。
Rho展示会場内では、2011年に開催されるEuroUfficioを目標に、革新的なオフィス空間について考えるシンポジウムが行なわれる。SaloneSatteliteでは出展者と企業とのコンタクトをより密接にする目的で、出展者へEurocucinaとSalone Internazionale del Bagnoへの具体的な製品提案を募り、最終的に各セクション毎に最優秀作品が3点が選考される。また、過去SaloneSatteliteに出展した5名のデザイナーおよび建築家がスーパーバイザーRicardo Bello Diasのもと、新しい展示デザインを提案する。
COSMIT主催、ミラノ市協賛により、 ファニチャー、キッチン、バスサニタリーをキーワードに、I Saloniに連携した4つのエキシビジョン”La Città dei Saloni”が、ミラノ市内の美術館など8カ所で開催される。エキシビジョンの詳しい情報はこちらからご覧下さい 。

遊牧民のように、土地に縛られずその時々に自由に住む場所を選べたら、という夢を叶えてくれる”Suite Home”。簡単に説明すると移動可能なプレハブ住宅なのだが、モジュールを用いた空間設計にアーバンシックなデザイン性の高い内装で、快適な居住空間を提案している。 ヴェネツィアに近い Mogliano Veneto市を拠点にミラノ、バルセロナ、ニューヨーク、上海にストゥーディオを持つ、Hangar Design Groupによる設計。新しい住まい方が問われている現在、環境との共存を含んだタイムリーなコンセプトが評価され、2011年に行なわれるADI主催のPremio Compasso d’Oro(金のコンパス賞)へのノミネートが決定している。

ファニチャー、照明器具、インテリア小物の企画製造販売を手がけるOfficinanove社は、今年のミラノサローネ期間中に、創業1周年を迎える。大多数の家具会社、照明器具会社の売り上げが伸び悩むこの時代に、デザイン業界へ敢えて新しいブランドを提案したのには理由がある。Officinanoveは、板金工としてスタートした先代が、Vespaを製造するPiaggio社のプロトタイプを制作する製作所としてその地位を確立した。新ブランドは、この母体から譲り受けたノウハウと設備、技術と人材を活用し、二代目が今だからこそできるデザインマーケティングを実践する会社として発足した。1年目の商品コレクションは7つ。Paolo UlianGiulio Iacchettiなど今をときめく若手デザイナー各々が製作所を訪れ、工場内に漂うもの作りへの情熱と愛情、又ここでしか使われていない特殊な技術に触発された結果、生み出された作品である。デザイナーとのフィーリングに重点を置き、プロトタイプを3日で制作できるのは、この製作所ならではの離れ業である。全体のアートディレクションは、宇宙建築士であるBedini Daniele率いるIS In and Out Space社が行なっている。 フロアーランプ”Kallas”を除き、全ての商品がアルミ板素材を芯材として製作されており、商品オーダーの際になんと190色が揃うRALカラー見本から塗装の色指定ができる販売システムを導入している。指定色に関わらず同じ商品は一定価格であり、インテリア感覚が熟成した消費者からの反響は大きい。ミラノサローネでは、ミラノ市内トルトーナ地区にあるEx Area Ansaldo内で新作15点を発表する。

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